火の神のカルマ

火の神のカルマ

神から教えられた地球の起原。水の星として青く美しかった星。
ここに天の神は大地をもたらしました。

この命を受けたのが火の神。
火の神はすさまじい火のエネルギーを持って地球に燃える大地をもたらしました。
そしてこのたび、神のお導きにより、
この火の神を前世とする方の魂の浄化「交信」となったのです。

この方の現世における苦行はすさまじく、
若くして夫となった相手は、浮気、借金、暴力暴言はもちろん、
常識を欠いた行動から耐えがたい屈辱を与えられてきたにも関わらず、
なぜか離婚もできず、別れることを許されない状態が続いてきたのです。

そしてやっと、それが火の神として、
大地を持って降りたその地球の原点からのカルマだったと気付かされたのです。
交信の中で見た火の神の姿は戦士として戦っていました。
一人火の剣を持って一心不乱に戦っていました。

何と戦っていたのか。
それは「同時に宇宙からやって来た地球には必要のないもの」を
切って切って燃やし続けていました。
ボロボロになっても剣を振りかざし、戦い続け、
最後に何かが一つ、火の神の腹に入りました。

火の神は
「たとえ自分の腹を刺してでもこいつを切る」
と言って自分の腹を刺し心中して燃えた時、
天の神直下の賢者となる四神の1つ、朱雀神様が姿を現し、
大きく翼を広げ、さらにすさまじい熱量で火の神を燃やし天に連れて帰ったのです。

そしてその時から、火の神を前世とする人間の魂は
輪廻転生を繰り返しては良からぬものとは常に巡り合う関係となり、
その魂とは戦いを続け、決して許さず切って来ました。

神の啓示のままに、良からぬものから守り続ける戦いの戦士でした。
それも天の神の啓示を受け、その使命あるものとして
地球に必要のないものを切って来た戦士でした。

どこまでも許さず追いかける。
つまりは、現世において切らねばならない魂が夫になっていたということでした。

現実には暴力や暴言と無茶苦茶な夫のはずが、
交信に出て来た夫は
「もう許してくれ。おまえはどれだけ殺し合っても、
また生まれ変わり追いかけてくる。逃げられないなら早く今世も終わりにしたい。
何度も生まれ変わっては殺し合って来た。なぜあきらめないんだ?」
と苦しみ嘆き、もう許してくれと懇願していました。

そして最後は朱雀神により、いつも燃やされて天に帰っていたのでしょう。
長年の過去生において、夫や子供、親など近いものの魂として生まれ変わり、
殺すだけではなく、彼女もまた何度も殺されていたのです。

それでも生まれ変わっては今世では夫婦。
現実では苦しめられたと思って来た最悪の夫は、実は自分が追いかけていた
宇宙から来たよからぬものであったということ。

そしてそれは、火の神を前世で持つ彼女が、
本当の使命に気づくために天の神が遣わした使者だったという事を
交信を通して夫の魂が教えてくれました。

戦いの戦士は戦いの勝者になることが目的ではなく、
許し救う真の強さと神の愛を持ち合わせ、最後は愛で迎えることに気づくために
遣わされたということ。
今世で最悪な相手は自分の使命を気づくために
最大の悪を演じてくれた最良の相手だったということでした。

憎むどころか感謝すべきものだったのです。
「もう帰りたい。天に帰してほしい」という夫(宇宙からの良からぬもの)の願いに
彼女は自分が気がつくために、ずっと頑張ってくれたことに感謝し詫び、
ゆるし合うことがやるべき道だったということに気付けたということです。

この火の神を前世に持つ魂こそ、朱雀神に選ばれし使命あるものでした。
「私が連れて帰ってあげる。朱雀神に許されるよう救われるよう祈るから」
と伝えると、夫は
「また燃やされるのか…」
と言いました。

その時、朱雀神が現れ
「大天使ラファエルが迎えに来る」
と告げると、愛の天使ラファエルが降り立ち、
ラファエルに抱かれ大きな羽で包まれました。

胸に抱かれながらラファエルの顔を見上げ、目が合うと
「やっと会えた、会いたかった」
と大粒の安堵の涙を流し
「温かい温かい」「これで許されたんだ、やっと帰れるんだ」
と夫に入っていた宇宙からのものが夫から出てきたのです。

なんと夫の中にいた宇宙からのものとは、堕天使だったのです。
天使として大きな過ちを犯し、堕天使として人間の世界へ送られ、
火の神を持つ魂に「戦い」ではなく「ゆるし」の気づきをもたらせば
天使として天に戻れるということだったのでしょう。

堕天使はラファエルの愛を取り戻し、
「あなたの本当の使命を果たして」
と彼女に言い残し、ラファエルと共に天に帰って行きました。

大変大きな魂の浄化となったことは言うまでもなく、
現世の人生もお互いが別の道で輝く人生に好転していくことでしょう。

今、「戦い」、これにフォーカスされています。
人類は長い歴史の中でずっと戦いを続けてきました。
今こそ、この間違いに気付く時という神からのメッセージなのです。

戦いは戦いで制しても本当の解決にはならない。
むしろ、より深い憎しみを生むだけ。
だからこそ戦いではなく許し合い、分かち合い、お互いを愛し、救うことの大切さ。

人類の始まりの時、はじめは何も持っていなかったはず。
すべてを手放し、先に忘れましょう。
今こそ全ての壁を越え1つになる時、人類が気づく時を迎えているということなのです。

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